すとぷりコラボ「コロロ すとろべりー味」を知っているか
グミ業界ーー
毎年数多の新商品、新フレーバーの発売とその撤退を繰り返す不毛の大地ーー
時は2019年8月、そんな荒野に、今まさに取り残されているグミがあるのを、君は知っているだろうかーー
そう、「コロロ すとろべりー味」である。
今年6月11日にファミリーマート限定で全国発売されたこのグミは、すとぷりの1stフルアルバム「すとろべりーらぶっ!」の発売を記念してのコラボキャンペーンの一環として発売されたものだった。
……だったのだが、このグミ8月時点でとんでも無く売れ残っている。既に半額コーナーに突っ込まれてからひと月くらいは経っているはずなのだが、それでも全く減っている感じがしない。
で、僕はこのグミを興味本位から購入していて写真も撮っていたので(その時期グミブログを立ち上げようとしていたため。結局やってない)、記事にしようというわけだ。このグミが、確かにこの世界に存在したのだという証を残すために。
そもそもコロロはグミなのか? という議論はかの昔、ソクラテスの時代から行われてきた。現代の哲学者達が集うインターネッツグミ業界でも、「まずい」、「量が少ない」、「美味しいけどグミじゃない」などの声が多く挙がっている。
そして僕も、そういったインターネッツ哲学者のうちの一人であった。昔に一度コロロを買ったきり、二度と買わない人間であった。量少ないし。なんか思ってたのと違うし。
なので今回もさほど期待せずに口にしたわけだが、これが思いのほか美味しかったのだ。マジで。
これは期待してなかった分ハードルが低かったとか、僕が大人になってコロロの魅力に気づいたとか色々考えられるけど、それを抜きにしてもこれはおいしかったと感じたのだ。
このコロロが他のコロロと違うのは、いちごの種を再現したツブツブが入っている点だ。このツブツブが食感のアクセントとなり、他のコロロと違う味わいを生み出している。
また、甘さだけでなく酸味がある点も、実際のいちごに近く、他の「いちご味のグミ」とは異なっている。
確かにコロロはグミではないかもしれない。だがそれは既存のどのお菓子のカテゴリーにも当てはまらない無二性を獲得しているとも言える。「コロロ」は「コロロ」なのだ。それでいいじゃないか。
ちなみにこのグミは、数年前まで存在した「コロロ ストロベリー」 と同じものだと思われる。僕は食べた事なかったどころか存在も知らなかったのだが。
現在こちらは販売していないようで残念だ。常時ラインナップされていてもいい気がするのだが。
そういえばすとぷりについて触れるのをすっかり忘れていた。
せっかくの機会なのでこれを機にyoutubeを見たりアルバムを聴いたりしてみた。なかなか説明が難しいので知らない人は自分で調べてみて欲しいが、「歌い手+2.5次元」という感じだろうか。違ったらゴメン。
ちなみに僕は莉犬くんが好きです。声が良い。